藤枝MYFCがブラウブリッツ秋田の固い壁に屈した。前半16分、自陣左サイドを崩され、先制点を献上。相手のパワープレーに押し込まれた時間帯で先手を取られた。須藤大輔監督(45)は「強固な守備を90分間やり続ける相手に先制されるとダメ」。1点を追う後半は終始ボールを握るも、ゴール前でブロックを作る相手に苦戦。最後までゴールが遠かった。
ロングボールを多用する相手に対し、藤枝は徹底した「地上戦」に持ち込んだ。最終ラインから小気味よくパスをつなぎながら攻撃を組み立て、敵陣まで進入。だが、パスコースのわずかなズレやタイミングが合わず、ボールを失うシーンも目立った。MF杉田真彦(27)は「もう少し思い切ったプレーが必要だった」。相手DFを引き出すためのミドルシュートは少なく、攻撃のテンポが変わらなかった。
開幕3戦目で今季初黒星。勝つためにスタイルを貫くJ2チームの洗礼を浴びる形となった。ただ、藤枝もチームの超攻撃的スタイルは崩さずに戦い抜いた。指揮官は「藤枝らしいサッカーは出せた。ちょっとしたズレをしっかりと合わせていきたい」。次戦は昨年の天皇杯を制した甲府が相手。負けてもスタイルは変えずに真っ向勝負する。【神谷亮磨】



