開志学園JSCは上越との“乱打戦”を4-3で制し、9年ぶり2度目の優勝まであと1とした。
3-3の延長前半からピッチに入ったFW中家一優(3年)がキックオフ40秒で決勝点を奪った。帝京長岡は北越を4-2で破り、2年ぶり10度目の優勝に王手。2点リードを追いつかれた後半21分、FW堀颯汰主将(3年)が勝ち越し点を決めた。司令塔のMF山村朔冬(3年)は正確なパスを広角に散らしチームの爆発力を引き出した。決勝は12日にデンカSで行われる。
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途中出場の中家がピッチに入り、わずか40秒で大仕事をやってのけた。3-3の延長前半は開志学園JSCのキックオフ。猛ダッシュで敵陣右に進入すると、MF土山都吾(3年)の浮き球パスを右足ダイレクトでゴールネット揺らした。今大会初得点がチームを決勝に導く決勝点。「土山からあそこしかないパスが来た。しっかり流し込めた」。
開志学園JSCは2点先行も、後半2分までに失点を重ねて逆転される苦しい展開。だが同17分にセットプレーの流れからDF吉村太陽主将(3年)の同点ゴールで延長戦に持ち込んだ。ベンチで出番を待った中家は「出たら自分が決めてやろうと準備していたし、監督からもそう声をかけられた。有言実行できて良かった」と振り返った。
東京出身の中家は高校入学前に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。1年時はリハビリに時間を費やした。2年生で復帰し、今春トップチームに昇格した。最終学年で挑む決勝。「相手は県のトップクラスだが、うちも張れるぐらいのパワーはある。帝京を倒して全国に行く」と優勝を宣言した。【小林忠】
【帝京長岡】2-2の後半21分。敵陣深くではずむボールをかっさらったFW堀が北越GKを冷静にかわし、左足で勝ち越し点を決めた。「ラッキーもあったが、背後は狙い続けていた」。左MFに入った山村朔冬(3年)は前半19分にシュート性の左クロスでFW新納大吾(2年)の先制点をアシスト。その後も多彩なパスで攻撃を組み立てた。「(失点の)課題は残ったが、焦らずに突き放せた」と山村。2大会前の決勝でピッチに立っている堀は「決勝は独特の雰囲気があるが経験を生かし、声とプレーで引っ張りたい」と意気込んだ。



