セレッソ大阪の“ネイル男子”が、3連勝の立役者になった。

0-0で迎えた後半15分、下部組織出身のプロ8年目、DF舩木翔(かける、25)がヘッドで殊勲弾。昨年9月以来となる3連勝を飾り、開幕から5戦不敗(3勝2分け)はチームのJ1最長記録。悲願のリーグ初優勝へ、3位から2位に浮上した。

舩木の得点は22年7月2日の川崎F戦以来で、J1通算47試合3得点。本来は左利きの左サイドバックだが、今季は故障者の影響もあり、不慣れなセンターバックで開幕からフル出場している。

「ゴールは、とにかくうれしかった。空いているスペースに入り(相手より)先に跳ぶと、自然とたたきつけるボールになった」

昨年に結婚した夫人がネイリストだった影響もあり、この1年半は、夫人に手や足の爪にネイルしてもらうことが趣味になった。

今季開幕後には「(爪を保護するというよりは)おしゃれのため。好きなんです。ずっとやっています」と話していた。

この日の試合後、ネイルに関して「やってみると、いいもんやなあと思う。(デザインは夫人に)おまかせ。(チームカラーの)ピンク色は、どこかに入っています」と説明した。

舩木は年代別日本代表の経験が多く、19年にはU-22日本代表としてトゥーロン国際大会(フランス)に出場。PK戦の末にブラジルに敗れた決勝戦も、MFで先発していた。

その時の代表は、現在同僚で1学年上のMF田中駿汰(当時大体大=26)、ブライトンMF三笘薫(同筑波大=26)らで、後に言われた“三笘世代”の1人だった。

この日、舩木に続いて追加点を挙げたのは同じ下部組織の後輩、FW北野颯太(19)だった。

「自分より、ソウタのゴールの方がよかった。自分はそういうキャラ(厳格なリーダー)ではないが、アカデミー出身者では最年長なので、一番しっかりしないといけない」

C大阪はクラブ設立30周年の今季、悲願のリーグ初優勝を目標に掲げる。まだ開幕5戦だが、優勝戦線の主役になりつつある。その中で最終ラインから得意の左足とヘッドで攻守に活躍する舩木が、C大阪の屋台骨を支えている。