磐田東は東海大静岡翔洋を0-0からのPK戦の末に4-3で下し、2大会連続の進出を果たした。GK小沢周央(しゅお、3年)が相手のキック2本を止める活躍を見せ、チームを勝利に導いた。静岡学園は3-0で藤枝明誠を退け、7大会連続(20年はコロナ禍で中止)のベスト4に駒を進めた。準決勝は31日に藤枝総合運動公園サッカー場で行われる。
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試合は両チーム無得点のまま、PK戦に突入した。訪れた最大の見せ場で、磐田東GK小沢が輝きを放った。相手1人目のキックを向かって右に飛んでストップ。いきなり会場を沸かせると「1人目を止められたことが大きかったと思う」と勢いに乗った。5本目には再び右に読み切り、ガッツポーズを連発した。
最後は味方5人目の成功を見届け、4強進出を告げる笛が鳴った。チームが所属する県Aリーグ(L)から1つ格上となるプリンスL東海勢の一角を崩し「自分が勝たせたいという思いだった。良かった」。役割を全うした守護神はダッシュで応援団の下へ駆け寄り、喜びを爆発させた。
意地だった。小沢は大会前に左足首を負傷。一時は出場も危ぶまれた。オフ返上の懸命なリハビリで間に合わせたが、復帰戦となった23日の3回戦では途中交代を告げられていた。「良いプレーが出来ずに責任を感じていた。リハビリもきつかったので、感情があふれてしまった」。この日はビッグセーブ連発で勝利の立役者に。試合後は、胸に抱えていた思いが涙となってあふれた。
県制覇を成し遂げた22年以来の決勝進出を懸けた準決勝では、浜松開誠館と対戦する。同校とは昨秋の県選手権準決勝でも対戦し、0-2で敗れた。昨年の総体後から正GKを務める小沢は、当時の悔しさをピッチで味わった1人。「学校のみんなも全校応援という形で来てくれる。その気持ちも背負って、明日も『0』に抑えて勝ちたい」と雪辱を誓った。【前田和哉】



