東京ヴェルディのMF森田晃樹(25)主将が、脱「残留争い」を掲げた。
今年の半期で行われた特別大会「百年構想リーグ」はJ1全体で10位で終えた。前半は好調だったが、終盤にかけて勝ち点を積み上げられなかった反省が残る。
森田は「試合内容として本当に最後のところとか、納得のいくような試合が少なかった。その中で頑張って勝ち点を取るみたいな印象だったと思う。しっかり自分たちのやりたいサッカーをしながら、勝ち点を取れるのが一番いいかなと思う。そういう試合を増やせるようにしたい。あとは(リーグ戦の)最後のような試合をなくせば、より順位は上がってくる」と振り返った。
東京Vは城福浩監督のもと、相手を上回る運動量で攻守に走り続け、1本のクロス、1本のシュートといった1つ1つのプレーへのこだわりは他クラブ以上に強い。そういう持ち味を生かして粘り強く戦い、勝ち点を地道に積み上げている。
その一方で森田主将は、あえてチームとして高い目標を掲げてみることも大事だと感じている。
「いつまでもたっても(J1)残留が目標ですって言っていてもしょうがないと思う。優勝目標ですって言った方がいいんじゃないかと思います。言うことで、やっぱり基準というか、優勝を目指すんだったら今回やらなきゃ駄目でしょみたいなものは出てくると思うので。そういう目標を立てながらやるのがいいかなと思います」
選手層を踏まえれば、資金力あるビッグクラブとの格差は否めない。それでもあまりに分をわきまえた目標に終始するより、視線を上げていくことがチームの意識改革につながると考えている。
その森田は7月のトレーニング中に左鎖骨骨折で全治6~10週間の見通し。ただ、すぐに患部を補強するボルトを入れる手術を受け、経過は順調なようだ。
「ジョギングだったり、軽い基礎練習とかパスはできます。ちょっと腕が上がらないのでスピードを上げたダッシュとかはできないですけど、ある程度はできているかなと思います」
慎重を期す必要もあり9日の開幕戦(対川崎フロンターレ)はもちろん今月の復帰は難しいが、秋には戦列復帰となりそうだ。
その今季に向けては「自分の課題は大きなところで得点だと思っています。毎年できるようにやっているんですけど、今年は成果が出るように、祈っています」。肩肘張らない森田らしい言葉。そこはユーモアをにじませながらも、より大きくなってピッチに戻ってくることを約束していた。



