日本代表MF鎌田大地(26=Eフランクフルト)がドイツ戦に続きフル出場した。1点を追う後半43分、MF三笘からの折り返しにシュートを放った場面は絶好機だったが、決めきれなかった。試合後の一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

「残念な結果だった。自分たちの望んでいるものが得られなかった試合だった」

-停滞した原因は?

「僕個人もそうだしチームとしても、すごいイージーなミスが多かったし、僕がああいうイージーなミスをしてはいけない選手だと思うので、僕も良くなかったし、あれだけコンパクトにアグレッシブに守られると、なかなかやっぱり、今僕たちだけじゃなくてどこの国の代表も苦戦していて、やっぱりこれが国を背負って戦っているということだと思うし、W杯っていう、どの試合でも難しいものと感じる」

-連係面での難しさは

「連係っていうよりも、いい守備ができてなくて、自分たちが狙っているような、そこからいい攻撃につなげることができなかったっていう感じです」

-前半はどう攻略しようと?

「前半に関しては正直、自分たちは最低でも勝ち点1と考えていて、0-0で前半終わる分にはチームとして問題ないって話はしていた。彼らはコンパクトだったし、不用意に縦パス入れてカウンターされるのもチームとしては嫌だったので、うまく相手を動かしてっていう風にみんな思っていたと思います」

-0-0で終わるのは悪くないと?

「0-0で終わるのは悪くないと思っていたし、最悪この試合が0-0で終わっても別に悪くはないよねって感覚ではあったと思います。もちろん勝ち点3は欲しいですが、最低勝ち点1を取れればと」

-前半の終わりにMF遠藤に何かを言っていたが?

「航君じゃないですね。僕は(DF山根)視来君に対して、もっと守備で前に出ていいんじゃないかと言っていました。これが日本人の感覚なのかわからないですけど、別にピッチ上でそうやって言い合うのは別に普通のことだと思いますし、僕は別に何とも思ってないですけど」

-前半、システムを変えて、もっと前から守備をはめにいこうってこと?

「もちろん守備がはまってなくて、彼らと同数にして(MF堂安)律と僕と(FW上田)綺世が相手の3枚に対して前に行けるって状況で、律が相手の左のWBの選手見てたりとか、相手にボールを渡してる分には問題ないって感覚だったけど、なんでそんなに後ろに(人数が)余ってるのっていう感じだったので。ただ、やっぱりスタジアムもあれだけ人が入っていて大きいので、普通に喋ることもできないし、別に普通のことかなって思います」

-前半は簡単なミスが多く、プレーが窮屈そうだったが

「イージーなミスが個人的には多かったと思うし、僕個人じゃなくてチーム全体的にそういうミスは多かったと思うし、自分がああいうイージーミスをしちゃいけない選手だと思う。今季に関しては普段だったら起こり得ていないこと。なので自分のプレーに対しては今日は納得はしていないけど、切り替えるしかないので、次に切り替えられたら」

-ドイツ戦の疲労や暑さの影響は?

「疲労は正直本当になくて、常に週2~3試合していたので、全然そこに関しては何も問題なかったけど、どちらかと言うとやっぱりあれだけ後ろに人数かけてボールが出て、しっかりはっきり相手からプレッシャー来て、ああいう試合展開は難しかったのかなと思う」

-勝ち点3または1と考えていて、迷いがプレーにつながるなどは?

「考え方として勝ち点3はもちろん毎試合狙いにいってるし、勝ち点3を自分たちは取りにいってるけど、0-0だからってマイナスにならないでいいってだけ。最悪、別に勝ち点1取れればいいってマインドの持ち方っていう感じ」

-最後悔やまれるのは三笘からのボールをシュート打った場面

「見てないのでそのハイライトを。よく覚えていないけど、自分の感覚では(MF三笘)薫のクロスに対して(FW浅野)拓磨君にちょんって当たって自分のところにこぼれて来たと思います。もちろん決めたいシーンだったし、決めたかったですけど、どうですかね。決め切れていないのが今の自分の実力だと思うし、ああいうシーンを増やしていくのも大事かなと思う」

-得点のにおいがした

「残念だったと思う。僕自身も入れたかったし、その外したシーンに関して毎回バカみたいに悩んでいても仕方ないので。サッカー選手だし、起こり得るし、そんなに毎回入れられていたら、そんな選手は世界にはいないわけで。ただ決めれるような選手になるっていうのと、あとはそういうチャンスの回数を増やすっていうことだけかなと思う」

-W杯で少ない決定機を決める。重みは全然違う?

「正直試合をしている時はそんなことは考えれないし、考えてないし、試合終わってみると1回のチャンスの重みだったり、そういうのは感じますよね」