マインツは前半にセットプレーから挙げた2点を守り切った。

 FW岡崎慎司は「最低限の勝利が取れてほっとしている」と言いながらも、得点できずに悔しそうな表情ものぞかせた。シャルケの長身DFに阻まれて味方のロングボールに対応できず、守備ラインの裏へ飛び出す動きもゴールにつながらなかった。

 日本代表のハリルホジッチ監督が観戦しており「監督は辛口で厳しく、選手を名指しで批判する。かなりコメントを頂くと思う」と苦笑いした。

 チームは勝ち点を37とし、1部残留はほぼ確定。シュミット監督は「勝ちたいという気持ちが強かった。マインツの気持ちがシャルケの質の高さを打ち破った」と誇らしげに話した。