バルセロナがFWスアレスの2ゴールなどでアウェーでRマドリードを4-0で下し、今季最初のクラシコを制した。

 バルセロナは前半11分、中央をドリブル突破したMFセルジロベルトのスルーパスにスアレスが右足を合わせて先制。同39分にはMFイニエスタの絶妙のスルーパスからFWネイマールが左足シュートを決めて前半を2点リードで折り返した。さらに後半8分、ネイマールとのワンツーからイニエスタが右足で突き刺して3点目を奪い、同29分にもDFアルバのワンタッチパスで抜け出したスアレスが、相手GKとの1対1を冷静に決めて突き放した。

 9月26日のラス・パルマス戦で負傷し、離脱していたFWメッシは後半12分からピッチに立った。

 ルイスエンリケ監督は「記憶に残る試合だ。歴史に刻まれることになるだろう。永遠のライバル相手にいつも圧勝できるわけではない。勝利だけでなくその過程にも満足している」と話した。

 1得点1アシストのイニエスタは「ほぼ完璧なプレーを見せた。相手にチャンスを与えなかったし、ボールを奪われることも少なかった。とても良い試合をした」と勝利を喜んだ。

 バルセロナは10勝2敗の勝ち点30で首位。ホームでのリーグ戦無敗記録が22でストップしたRマドリードは7勝3分け2敗の勝ち点24で暫定2位。