ケルンのFW大迫勇也(26)は、2日に発売された独誌スポーツビルトのインタビューに答え、日本代表のハリルホジッチ監督とコンタクトを取っていることを明かした。

 昨季は全34試合中、25試合に出場。本来のFWではなく、中盤でプレーしたこともあり、1得点にとどまった。しかし、今季はFWとして出場。リーグ戦で全試合に出場し、8試合に先発。2得点を挙げてレギュラーとして活躍している。

 大迫の一問一答は以下の通り

 -昨シーズンはベンチ生活でしたが、今やレギュラー選手としてここまですでに5得点に絡んでいます。秘密は

 大迫 決定的な変化は多分、僕のポジションです。

 -昨季はトップ下やアウトサイドでプレーすることが多かった

 大迫 そうですね、今はもっと前のFWのポジションでアンソニー・モデステと並んでプレーしています。プレーしやすいし、僕らの走るコースは分かりあっていますね。それにゴールに近づいたことで、自動的により危険なプレーができている。FWの位置だと自分の直感でプレーできる。

 -ケルンとの契約を20年まで延長しました。どのくらい考えましたか

 大迫 ここで厳しい時間もあったけど、クラブはいつでもサポートしてくれました。だから移籍のことを考えたことは1度もなかった。

 -これでケルンに長く残ることになります。どこが特に気に入ってますか

 大迫 ケルンは日本の大きな都市よりも静か。だからサッカーにうまく集中できてます。好きな場所はライン河畔で家族とよく散歩に行きます。ただ1つだけ足らないものが。

 -それは

 大迫 日本にはどんなところにもコンビニがあって、こっちの大きなスーパー並みの品ぞろえ。24時間毎日やっています。ドイツではいつでも買い物に行けないんだというのに最初慣れないといけなかった。

 -元ブラジル代表のロナウドが理想の選手と言っていたことがあると思います。なぜか

 大迫 02年日韓W杯の時に日本ではちょっとしたサッカーブームになってました。彼はヒーローだった。彼のプレーにすごい印象を受けたし、あとあの不思議な髪形も。

 -当時はまだ12歳

 大迫 そうですね。絶対にJリーグでプレーしたかった。それはかなったし、今はそれどころかブンデスリーガでプレーできている。

 -昨シーズンは日本代表から声がかかりませんでした。今の好調さだとカムバックもあるのでは

 大迫 代表監督とはコンタクトをとっています。また招集されるかはまだわからない。先週はふくらはぎを負傷していて、この前はハンブルガーSV戦で90分間プレーできた。前回言われたのは、『コンディションを取り戻すことに集中して、それから話をしよう』と。