楽天と胸スポンサー契約を結んだ、バルセロナのメディア部門副会長マネル・アロージョ氏は、スペイン紙ムンド・デポルティボの取材に、日本ツアーに関して「合意になったわけではないが、1試合は戦いたいと思っている」と語った。その上で「楽天にとっては、自分たちが動くことに興味があるし、楽天のブランドを世界に見せることを大事に思っているだろう。日本には、もう市場がある」と、17年7月1日から4シーズンにわたり胸スポンサーを務める、楽天のビジネス面に配慮する発言もした。

 また楽天と結んだ契約において、契約延長問題が連日報じられている、FWリオネル・メッシ(29)の去就によって違約金が生じることは全くないと明言した。

 「今回の契約で、メッシの去就に関する違約金は何1つない。レオはこれまで話してきているように、バルサで現役を終えることを望んでいる。彼がチームを離れることなど、自分たちには考えられない」

 メッシの残留を、あらためて強調した上で、アロージョ氏は「彼がバルサで現役を終えるように、自分たちは働いている」とも語った。(山本孔一通信員)