元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏(56)は5日夜に、イタリア・ナポリで行われた名誉市民の授与式に参加した。

 アルゼンチン代表で1986年W杯優勝、ナポリでは2度のリーグ優勝に導いた同氏は、デ・マジストリス市長から羊皮紙の証書と、名誉市民のナンバー付き黄金のメダルを受け取ったと、6日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 同市長から「今から君は正式なナポレターノ(ナポリ人)です」と言われたマラドーナ氏は「愛情のある人は(自分のことを)忘れないようだね。ナポリ人ほど私を愛してくれた人はいない。私に名誉市民の称号を与えたいと思ってくれた市長にお礼を言いたい」と感謝を口にした。

 一方で、名誉市民に反対した人に対しては「私はこの街のために沢山のことをした。そして私は(ナポリに加入した)33年前の7月5日、サンパオロ・スタジアム(ナポリの本拠地)に足を踏み入れた時からナポレターノだと言いたい」と賛同を求めた。