シャルケからドイツ2部ウニオン・ベルリンに移籍したDF内田篤人(29)は23日、初めての練習後に自身の目標について話した。

 契約期間は今季終了までの1年だが「何年契約かは重要じゃない。大事なのはまたプレーすること」と、1部から2部への移籍を説明した。15年3月10日のRマドリード戦(欧州チャンピオンズリーグ)以降、右ひざの手術などで長期離脱。昨年12月8日のザルツブルク戦(欧州リーグ)に後半38分から途中出場して復帰を果たしたが、その後は公式戦に出場していない。「長い休みの時期があった。でもシャルケではプレシーズンを通してずっと練習してきた。準備はできている」とプレーできる状態であることを明かした。

 新しいクラブでライバルとなる元オーストリア代表のトリンメルについて「彼のキックはとても正確で、セットプレーもそう。彼からたくさん学びたいです」と貪欲に話した。

 チームの目標について聞かれると「昨季チームは4位で終わっている。目標は1部リーグ昇格。チームと一緒にそれを成し遂げたい」と意気込みを語った。

 来年にはロシアW杯が迫っている。本大会で日本代表に招集されることは現状、厳しい状況に置かれているのは間違いない。代表復帰も目標の1つだが「でもその前にウニオンで100%出し切る」と目の前のことに集中した。