“皇帝”長谷部が欧州Lベスト11選出 4強貢献

欧州サッカー連盟(UEFA)は19日、欧州リーグ準々決勝第2戦のベストイレブンを発表し、フランクフルト(ドイツ)に所属するMF長谷部誠(35)がセンターバックとして選出された。長谷部は18日に行われたホームでのベンフィカ(ポルトガル)戦にリベロでフル出場。2-0の勝利に貢献し、2試合合計4-4のアウェーゴール差でチームを39年ぶりの準決勝進出に導いた。

国内リーグでも全29試合中、23試合に出場。主にセンターバックでプレーし、34失点のブンデスリーガ3番目に少ない失点数を誇るチームの柱として奮闘している。独紙キッカー電子版の今季平均採点では、全体で12番目の2・83点(1点が最高、6点が最低)と高評価。ディフェンダーに絞ると、リーグ最少失点(22失点)のライプチヒで守備の要として活躍しているオルバンの2・90を上回る最高得点で、29節終了時点では、ブンデスリーガでナンバーワンのディフェンダーの評価を得ている。

欧州リーグ準決勝を突破すると、欧州年間ベストイレブン(チーム・オブ・ザ・イヤー)の候補にノミネートされる可能性が出てくる。ベストイレブン候補は、フィールドプレーヤーの各部門で15人と、GKの5人の計50人がノミネートされる。基本的には欧州CLに参加しているチームから選出されるが、昨年は欧州リーグ優勝のAマドリード(スペイン)からFWグリーズマンら5人、準優勝のマルセイユ(フランス)からもMFパイエとMFトバンの2人が入った。一方で準決勝で敗れたザルツブルク(オーストリア)とアーセナル(イングランド)からはノミネートされていない。

長谷部が在籍するフランクフルトは、同準決勝では優勝候補筆頭のチェルシーと戦う。W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦で敗れたベルギーの主将FWアザールらタレントがそろう。スポルティング戦後に長谷部は「これまでの相手よりワンランク上」とチェルシーを格上と認めている。だが「そういうチームにも自分たちなら何かを起こせるんじゃないか」とも話し、自信を見せている。

決勝進出を果たせば、02年の小野伸二(当時フェイエノールト)、10年の本田圭佑(当時CSKAモスクワ)以来となる日本人3人目の欧州ベストイレブン候補にノミネートされるかもしれない。