サッカー元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(67)が8日、日本サッカー協会を通じてコメントを寄せた。ザッケローニ氏は10年9月に日本代表の指揮官に就任し、14年のW杯ブラジル大会に出場。同大会は1次リーグで敗退したが、11年にはFIFAランク13位にまで押し上げた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける「第2の故郷」日本の人々に送ったメッセージは、以下の通り。

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親愛なる日本の皆さんへ

今、世界中が大きな不安に包まれています。新型コロナウイルスのまん延を防ぐために、日本の皆さんも多くの努力と犠牲の上に責任のある行動が求められていると思います。

日常生活で習慣にしていることを我慢したり、自由な行動が制限されたりすることもしばらくの間求められますが、それは再び素晴らしい世界を取り戻すために必要なことだと思います。

私の第2の故郷である日本には、困難に打ち勝つために自己犠牲を払い、他人を思いやって行動できる多くの人たちがいることを知っています。

皆さんもご存じのとおり、イタリアでもこの新しいウイルスとの戦いが続いています。

自分自身、愛する家族や友人、多くの人々の健康を守るためにできることは、私たちが家にとどまることです。

まだまだ厳しい状況ですが、イタリアでも1カ月以上にわたって人々が家にとどまる努力を続けた結果、少しずつ光が見えてきているように感じています。

再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって、一致団結して共に頑張っていきましょう。