日本代表MF久保建英(19)とマジョルカの右サイドでコンビを組んだU-21スペイン代表MFアレハンドロ・ポソ(21)に来季、セビリア復帰の可能性があるとセビリアの地元紙エスタディオ・デポルティボ電子版が28日に報じている。

ポソは今季前半戦、セビリアでプレーしたが、ヘススナバスの影に隠れたため、出番を求めて今年1月にマジョルカへ期限付き移籍した。この決断が功を奏し、マジョルカが2部に降格した中、右サイドバックとして公式戦20試合に出場して1得点3アシストを記録し、久保とともにチームで光る活躍を見せた選手の1人となっている。

セビリアには今季、期限付き移籍で他クラブに所属した選手が12人いるが、ポソは来季、セビリアに復帰する可能性がある数少ない選手の1人だと予想されており、期限付き移籍報道が出ている久保と再びチームメートになるかもしれない。しかし、全てはロペテギ監督の判断に委ねられることになる。

一方、セビリアに戻らない場合、18-19シーズンに期限付き移籍で所属したグラナダに再び行く可能性があるという。当時、チームを率いるディエゴ・マルティネス監督に高く評価されたポソは右サイドハーフとしてプレーし、主力として2部リーグを戦い、チームの1部復帰に大きく貢献した。さらにグラナダは今季、1部リーグを7位で終え、クラブ史上初めて欧州リーグ出場権を獲得しており、久保を狙っているという報道も出ている。(高橋智行通信員)