セビリア(スペイン)がインテル・ミラノ(イタリア)に3-2で逆転勝ちし、3連覇した15-16年シーズン以来の優勝を飾った。

欧州リーグとなってからは4度目で、UEFA杯からは最多6度目。過去6度の決勝進出を全て勝利で飾った。

先制したのはインテル・ミラノ。前半3分、FWルカクがDFジエゴカルロスに倒されてPKを獲得。これを自らが左足でゴール左へ決めて先制点を挙げ、自らの持つ欧州リーグの連続試合得点を11に伸ばした。

セビリアは同12分、MFナバスの右クロスをFWデヨングがダイビングヘッドで押し込んで同点に追いつくと、同33分にもデヨングがMFバネガのFKに頭を合わせて勝ち越しに成功した。

しかし、インテル・ミラノはその2分後、MFブロゾビッチのFKにDFゴディンが飛び込み、頭で流し込んで試合を振り出しに戻し、前半を2-2で折り返した。

後半はスコアの動かない展開となったが、29分、右サイドからのバネガのFKがクリアされた浮き球をジエゴカルロスがオーバーヘッドの右足シュートを放つと、ボールはルカクの出した右足に当たってゴールネットを揺らす痛恨のオウンゴールとなり、セビリアが再び勝ち越してこのまま逃げきった。インテル・ミラノの先制点に絡んだ2人が逆の立場となって決勝点を演出する結果となった。