チェルシーはホームでアーセナルに0-1で敗れ、前節終了時の3位から4位に後退した。

前半16分にジョルジーニョがバックパスをミス。もう少しでオウンゴールになりそうなところをGKケパがかき出したところ、こぼれ球を相手につながれて先制点を許した。その後、反撃に出るも、追いつくことはできなかった。後半16分、プリシッチがヘディングでネットを揺らすが、これはオフサイドで得点は認められず。同45分にはゾマのヘディング、ジルーのボレーショートが立て続けにバーに嫌われた。

試合後、トゥヘル監督は「集中力が足りなかった。とても珍しいことだ」と振り返った。敗戦は「まさしく自分たちで招いてしまったこと」とし、「多くの好機がありながら得点できず、オウンゴールかプレゼントかという失点。全体的シャープではなかった」と反省した。

1月の同監督就任以来、リーグ戦での敗戦は2回目。前節では29日の欧州チャンピオンズリーグ決勝でも顔を合わせるマンチェスター・シティーに2-1で勝利しながら、15日のFA杯決勝レスター戦を前にした黒星は痛かった。

「もしかしたらメンバーを替えたことで、私が土曜日(15日)のことを考えていると思わせてしまったのかもしれない」。前節から先発を大幅に入れ替えていたことが、影響した可能性を示唆し、その責任は自分にあるとした。

4位以内での来季欧州CL出場権が微妙な状況。同監督は「それは常に厳しい戦いだ。安心はできない。今日が最後の教訓となった。まだチャンスは我々の手中にある」と、立て直しに取り組む構えだった。