スペイン紙アス電子版は13日、レアル・マドリード下部組織出身選手の移籍金ランキングを発表した。

クラブ史上最高額の移籍金で他クラブに移籍した下部組織出身選手は、17-18年シーズンに8000万ユーロ(約104億円)でチェルシーへ移籍したスペイン代表FWアルバロ・モラタ。

モラタは14-15年シーズンに2200万ユーロ(約28億6000万円)でユベントスに移籍しているが、Rマドリードは16年夏に3000万ユーロ(約39億円)の買い戻しオプションを行使して連れ戻し、わずか1年後にチェルシーへ売却。2倍以上の収入を得ている。

2位は昨夏、インテル・ミラノに4000万ユーロ(約52億円)で移籍したモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ。トップチームで17-18年シーズンを過ごした後、2季連続の期限付き移籍でドルトムントに所属。素晴らしいパフォーマンスを披露し、インテル・ミラノに入団した。

3位は3000万ユーロ(約39億円)で19-20年シーズンにアトレチコ・マドリードに移籍したスペイン代表MFマルコス・ジョレンテと、20年夏にトットナムに加入したスペイン人DFセルヒオ・レギロンの2人。

ジョレンテはアラベスへの1年間の期限付き移籍を経て、17年夏にRマドリードのトップチームに加わり2季プレーしたが、19-20年シーズンにライバルAマドリードに売却された。そしてジョレンテは今季、スペインリーグで最も目覚ましい活躍を見せた選手のひとりとなり、Aマドリードの7季ぶり優勝に貢献した。

レギロンは18-19年シーズンにトップチーム昇格を果たした後、翌シーズンに期限付き移籍でセビリアに所属。昨夏、さまざまなオファーがある中トットナムへと移籍した。以下、ランキング・トップ10。

1位アルバロ・モラタ=8000万ユーロ(約104億円)、17年夏→チェルシー

2位アクラフ・ハキミ=4000万ユーロ(約52億円)、20年夏→インテル・ミラノ

3位マルコス・ジョレンテ=3000万ユーロ(約39億円)、19年夏→Aマドリード

3位セルヒオ・レギロン=3000万ユーロ(約39億円)、20年夏→トットナム

5位ヘセ・ロドリゲス=2500万ユーロ(約32億5000万円)、16年夏→パリ・サンジェルマン

6位アルバロ・モラタ=2200万ユーロ(約28億6000万円)、14年夏→ユベントス

7位ラウール・デ・トマス=2000万ユーロ(約26億円)、19年夏→ベンフィカ

8位オスカル・ロドリゲス=1500万ユーロ(約19億5000万円)、20年夏→セビリア

9位アルバロ・ネグレド=1400万ユーロ(約18億2000万円)、09年夏→セビリア

10位ホセ・カジェホン=1000万ユーロ(約13億円)、13年夏→ナポリ

(高橋智行通信員)