かつて日本代表を率い、現在はモロッコを指揮するバヒド・ハリルホジッチ監督(69)が危機一髪のピンチを逃れた。

モロッコは6日に22年ワールドカップ(W杯)カタール大会アフリカ予選のギニア戦をアウェーで戦う予定だった。

しかし5日にギニアの首都コナクリで軍事クーデターが勃発。国際サッカー連盟(FIFA)とアフリカ連盟(CAF)が協議して試合の延期が決まった。

英BBCによると、モロッコ代表は5日の時点ですでにコナクリのホテルに宿泊しており、ハリルホジッチ監督も一日中、銃声を聞いているような状態だったという。

モロッコ大使館は何とか代表チームの国外脱出の手はずを整えた。最終的には6日夜、ハリルホジッチ監督や選手たちは警備されながらギニアの空港にたどり着き、同地を離れることができたという。

一方、コナクリ出身のギニア代表MFナビ・ケイタ(26)と定期的に連絡をとっているという所属クラブのリバプールは同MFの無事を確認している。