サッカー元日本代表で、カンボジア代表の実質的な監督を務める本田圭佑(35)が8日、勤務地「地球」という一風変わった、それでいて、いたって真剣な求人を出した。

カンボジア代表は現在、東南アジア選手権(スズキ・カップ)を戦っており、本田もプレーしていたリトアニアAリーグの全日程を終え、開催地のシンガポールに滞在し監督業に集中している。

そんな中、世界中から自身の「エグゼクティブ・アシスタント」の募集を開始した(募集期間は12月21日まで)。

サッカー選手であり指導者。そして投資家、起業家としての活動を、世界を股に掛け、行っている。

1日は24時間と限りがあり、サッカー選手としてのパフォーマンスを考え、しっかり睡眠時間も確保している。こういった状況下で、本田の“相棒”としてやりたいことをサポートしてくれる人材を、広く募っている。

条件は<1>ビジネスレベルのITスキル<2>ネーティブレベルの英語力など。

重視しているのは「ビジネスに熱中できるか」どうかで「ともに熱意を持って歩んでくれる方との出会いを、楽しみにしています」などとある。

本田はプロ2年目、19歳の時に「個人マネジャー」を雇い、以降ずっと、多くの人たちに支えられて、サッカーやビジネスに集中できる環境をつくり上げてきた。

10代という異例の若さで個人マネジャーを雇って以降も、自身の会社でも同様のスタッフに支えてもらい、ワールドカップ(W杯)でも個人的な結果を残してきた。

身近にいるマネジャー的な人材は、これまでも多士済々だったが、今回はより関係性が濃く、かつ難しいミッションを求められることになりそうだ。