リバプールのユルゲン・クロップ監督(55)はエジプト代表FWモハメド・サラーの調子がいまひとつ上がらないことについて「前線の選手が定まらないことに苦しんでいる」と説明した。英BBC電子版が報じた。

サラーは21-22シーズンに23点を挙げ、孫興民(トットナム)とともにプレミアリーグ得点王になった。今季はここまで19試合で7ゴールにとどまっている。過去3試合は異なるメンバーで形成する前線でプレーした。

サラー、ロベルト・フィルミノ、サディオ・マネの前線3人は、リバプールの攻撃的なプレースタイルの代名詞だった。3人によって欧州チャンピオンズリーグ(CL)とプレミアリーグのタイトルはもたらされた。

クロップ監督は「前線の3人はよく訓練されたマシンで、やっていることはすべて明確だった。チームメートがどこにいるのか、どこにボールを渡せばいいのか、見なくてもわかるような感覚ができていたんだ」と振り返る。

しかし、マネが昨夏バイエルン・ミュンヘンに移籍して以来、30歳のサラーはフィルミノ、ジョタ、ガクポ、ルイス・ディアス、ヌニェス、エリオット、カルバリョ、オクスレードチェンバレンとプレーし、つながりを作るために苦心してきた。

クロップ監督が好むサラー、ヌニェス、ディアスの先発トリオが、今季一緒にピッチに立ったのはわずか343分。夏に加入したヌニェスと1月に加入したガクポはまだチームに馴染んでいないと、BBCは記している。