【サンセバスチャン=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が輝いた。得点場面だけでなく、右サイドから鋭いドリブル突破を披露し、チャンスを演出し続けた。

何が変わったか? 小刻みなボールタッチで左右に揺さぶるテクニシャンの印象が強い久保だが、最近はドリブルの際に一気に縦にスピードで仕掛ける場面が増えている。

いつもの通り4-3-3の右ウイングに入った。対峙(たいじ)したアルメリア左サイドバックはセルヒオ・アキエメ(25)。アキエメは父が赤道ギニア出身というアフリカにルーツを持つ身体能力の高い選手。U-18、U-19スペイン代表にも入っており、バルセロナが保有権の一部を持っている期待の選手だ。

そのアキエメにスピード勝負を挑み、チャンスをつくっただけに、試合後の久保は得点もさることながら、自らが一つ成長していることを実感した様子だった。

「スピードで抜き去るシーンが多くなったことについては?」と質問されると、こう振り返った。

「今日の相手のアキエメ選手は特にフィジカル系の選手で、すごく切り返しにもついてきて、ラ・リーガ(スペインリーグ)の中でも多分すごいレベルが高いサイドバックの1人だと思うんですけど。前半戦で戦った時よりも体の切れも僕もあって彼といい勝負ができていたので、そういった意味で、1対1の部分の縦の部分は特に今日は自信になったかなと思います」

サッカー用語でいう「チンチンにする(※手も足も出ない状況)」という場面を披露した。

イングランド・プレミアリーグに目を移せば、ブライトン三笘薫が左サイドを持ち前のスピード突破で無双状態。久保が右サイドを同様に縦へ突破するプレーを磨けば、そのまま日本代表にも移行できそうだ。

明日25日には6月の代表戦(15日・エクアドル、20日・ペルー)のメンバーが発表される。久保の選出は言うまでもないが、右サイド久保、左サイド三笘という欧州の主要リーグで大活躍する2人の共演なるか。今後への大きな期待を抱かせるものとなっている。

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