【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】セルティックの日本代表FW前田大然(26)が一発レッドで退場となった。

FW古橋亨梧とともに先発した前田だったが、気持ちが空回りした。

前半21分、自陣でアトレチコ・マドリードDFエルモソが縦に蹴ったボールに対しブロックしようと、シューズの裏から相手の足もとへ飛び込んだ。これが相手の足首付近への危険なタックルとなるアフターファウル。最初はイエローカードだったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での確認が入り、2分後にレッドカードに代わった。

前半6分にAマドリードFWグリーズマンにクロスのこぼれ球から左足で先制点を決められての劣勢の中、セルティックは早々に数的不利となった。ロスタイムの前半47分、DFヒメネスが頭で落としたボールをFWモラタにスライディングで押し込まれた。前半で2点のビハインドとなった。

さらに後半15分にグリーズマン、同21分にFWリノにも追加点を奪われて0-4。前田のレッドカードが引き金となり、アウェーで一方的な展開となった。

その後もモラタ、MFニゲスにもゴールを決められて0-6という大惨敗。シュート数もAマドリード12本に対し、セルティックはわずか1本に終わった。

古橋は後半17分に途中交代、MF岩田智輝は後半26分から出場した。なおMF旗手怜央は負傷で離脱している。