韓国(FIFAランキング23位)の64年ぶりアジア制覇はならなかった。まだ本戦出場5度目のヨルダン(同87位)に歴史的な初の決勝進出を許し、今大会も頂点に届くことなく4強で散った。

スポーツソウル電子版は速報で、ドイツ出身の指揮官を猛批判。「無能な指導力で優勝に失敗したユルゲン・クリンスマン監督が、辞任するつもりはないと示唆した」との書き出しで酷評した。

シュート数が8本-17本で劣った上、韓国の枠内シュートが0本だったことにも触れ、失望感を示した。

試合後の会見では、クリンスマン監督が進退に関する質問を受け「2年後に北中米ワールドカップ(W杯)が開かれるが、その前に難しい予選を戦わなければならない。どう準備するかがポイント。今大会をよく分析して、よく準備することが急務だ」と述べたという。事実上、辞任する意思がないことを明らかにした形だ。

韓国で「辞任」「解任」の声が上がっていることについて聞かれると「今すぐやるべきことは、韓国に戻って、試合、大会を分析すること。協会と、うまくいったこと、補完すべきことを議論する時間も必要だ」とした。

輝かしいサッカー人生の中で、どれほどの敗北か問われた際には「残念」を2度、口にし「悔しい。胸が痛く、怒り、悲しみの気持ちがある」と答えた。

ヨルダンについては「試合内容や見せてきた闘争心を見れば、彼らには勝って決勝に進む資格があることは明らかだ。かなり、いいチームだった。おめでとうございます」とたたえた。