ブラジル(FIFAランキング6位)が、スコットランド(同42位)を3-0下し、C組1位通過となった。FWビニシウス(25=Rマドリード)が前半だけで2得点を挙げ、3試合連続の今大会4点目となった。
前半7分にFWラヤン(ボーンマス)が相手DFのボールをカット。フリーでパスを受けたビニシウスは難なく先制点を決めた。
同22分にはビニシウスが相手DFヘンドリー(アルイッティファク)からボールを奪い、ゴールネットを揺らした。しかしVARでビニシウスのファウルが認められてノーゴールとなった。
それでも前半追加タイムの48分、MFギマランイス(ニューカッスル)のクロスボールを頭で押し込み、2-0とした。
後半15分にはMFギマランイス(ニューカッスル)がゴール前へ持ち込み、サポートに走ったFWクニャ(マンチェスターU)へ“のし紙付き”のパス。3-0とした。
後半31分にはクニャに代わり、ネイマール(サントス)が途中出場。2年8カ月ぶりの代表復帰を果たした。
1次リーグを2勝1分けの勝ち点7。同勝ち点のモロッコを得失点差で上回った。この結果、日本のF組2位と対戦することになった。この日のブラジルはスコアこそ3-0と快勝だが、内容は王国らしさを見せ付けるものではなかった。
完封勝利だが、GKアリソン(リバプール)のビッグセーブで失点を防いだ場面が複数あり、DFラインの危うさを感じさせるものだった。
攻撃は3試合連続ゴールのビニシウスへの依存度があまりに高い。
前方にスペースを与えて走らせると決定的な場面を生み出す。一方で、周囲との連係で崩す場面は少なかった。また、ビニシウスが足を痛めた場合、同等のプレーができる代役が見当たらない。
そして途中出場となったネイマールだが、かつての輝きを見せるものはなく、どのポジションでどのように使うのか。決勝トーナメントとなれば拮抗した展開が予想されるだけに、起用法の難しさを感じさせるものだった。
名将アンチェロッティ監督が率いるチームだけに、1戦ごとに課題をクリアしている印象はある。ただ見る限りではチームは完成しておらず、足をすくわれる不安を残した。


