20年東京オリンピック(五輪)で採用されている複合(スピード、ボルダリング、リード)で予選3位の野口啓代(あきよ、29)と同6位の伊藤ふたば(16=いずれもTEAM au)が表彰台を狙う。1日で3種目をこなし、競技者は6人。決勝2種目を終え、野口が2位、伊藤が3位。トップは韓国のサ・ソルで、3選手とも最終のリードで1位となれば、金メダルを獲得する。

◇スピード(伊藤4位、野口6位) 伊藤は1本目で台湾選手と対戦。10秒31を記録し、9秒70の台湾選手に敗れたが、1本目の敗者3人で最もタイムが良く準決勝に進出。準決勝は12秒60、3位決定戦はファウルで敗れたが4位。野口は1本目で11秒77となり、カザフスタン選手(10秒28)に及ばず6位が確定。ボルダリング、リードを残し、伊藤は4位の4点、野口は6位の6点。

◇ボルダリング(野口1位、伊藤2位) 4課題(コース)あり、野口は他の全員が完登(T)できなかった第4課題をクリアし、全てを登りきって4T4Z。伊藤は第4課題こそ完登を逃したが、ゾーン(Z=一定の高度)に到達して3T4Z。リードを残した総合成績では野口がスピードでの出遅れを取り戻し、暫定2位の6点。伊藤は同3位の8点。スピード首位のサ・ソルはボルダリング4位で、総合は暫定トップの4点。

◆複合の順位決定方式 スピード、ボルダリング、リードの各種目の順位をかけ算し、総合点を算出。点数の少ない順に複合の順位をつける。例えば、スピード5位、ボルダリング1位、リード3位ならば「5×1×3」で15点。同点で並んだ場合は、直接対決で勝っている回数が多い選手が上位となる。東京五輪でも同様の形式で行われる。

◆複合とは 20年東京五輪で行われる方式で「スピード」「ボルダリング」「リード」の3種目で争う。スピードは高さ15メートルの壁を登るタイムを競う。ボルダリングは高さ3~5メートルの壁にさまざまな形のホールド(突起物)が設置され、複数の課題(コース)に挑んで制限時間内の完登数を争う。壁の高さ12メートル以上のリードは、制限時間内での到達高度が記録となる。