来年のリオデジャネイロ五輪に向けた女子日本代表の国内選考会開幕戦、さいたま国際マラソンが行われ、日本歴代2位の記録を持つ渋井陽子(36=三井住友海上)は2時間31分6秒で4位に終わった。

 日本人では2位に入り、リオ五輪の候補にはなったが、「30分はかかりたくなかった。そのへんに関してはへこんでいます」と苦笑いした。

 ゴールテープを切った直後には「あ~、もうだめだー。もう引退だ~!」と嘆きの絶叫もしていたが、会見場に場を移すと、「結果は結果として受け止めて…、良い部分もあったので、まだまだあきらめなくてもいいかなあ」と心境を吐露した。進退に注目が集まり多くのカメラマンからフラッシュの嵐も受け、「すごいフラッシュなんですけど、なんですかこれ?」とちゃめっ気たっぷりに笑いながら、「いいかげんにしろって感じですが、まだもうちょっと走りたいです」と宣言していた。