昨年9月に日本人初の100メートル9秒台を出した陸上男子の桐生祥秀(22=東洋大)が30日、日本学生陸上競技連合の日本新記録章を授与された。

 都内での表彰式に出席し、報奨金50万円の目録と記念の盾を受け取った桐生は「もうすぐシーズンインなので、シーズンのことだけ考えて強くなりたい」と話した。この日、午前中にも日本陸連の河野洋平名誉会長と契約するアシックス社の尾山基代表取締役会長からのブロンズ像を贈呈された。この日は、表彰式をはしごした男は「賞をもらえるのはうれしい」と口にした。