神村学園が鮮やかな逆転で初優勝を飾った。タイムは1時間7分25秒の好タイムだった。

連覇を狙う仙台育英が先手を奪った。2区でケニア人留学生のムソニ(3年)が快走。単独トップでタスキをつなぐと、4区までは首位をキープした。

レースが動いたのは最終5区。神村学園のアンカーでケニア人留学生のカマウ・タビタ(3年)が先頭の仙台育英・武田をとらえ、一気に抜き去り、そのままゴールした。

神村学園の有川哲蔵監督は「今年は西郷どんに始まり、鹿児島の年と思っていた。30年の節目でやっと頂点に立ててうれしい。生徒がよく走ってくれた。それだけです」と鹿児島県女子では初の優勝に感慨深げに言った。

タビタは「監督から35秒差と聞いて、30~40秒差だったら優勝できると思っていた」と想定通りのレース展開を振り返った。

2位は長野東、連覇を狙った仙台育英はゴール前で長野東に抜かれ3位に終わった。