酷暑だった昨年のジャカルタ・アジア大会を制し、4強の一角だった井上大仁が、完走27人中まさかの最下位に沈んだ。「前半からきつくて、いらいらしていた」。

13キロでかぶっていた帽子を脱ぎ捨て、自分へのふがいなさをあらわにした。「なぜだか分からない」と話した。指定3レースで日本記録を更新するしか代表への道はない。「(チャレンジに)向かうしかない」と最後の挑戦にかける。