5区(20・8キロ)で城西大・山本唯翔(4年=開志国際)が、1時間9分15秒で区間新記録を樹立した。

先にゴールした青学大・若林宏樹の区間記録を3分後に塗り替えた。昨年の自身の記録を49秒上回り、2年連続で区間賞、区間新記録を達成した。

「3位でタスキを受けたのは出雲駅伝以来。こんな良い位置でもらったからには『今日は絶対に区間賞を取ってやる』っていう気持ちでやって、しっかり区間賞、区間記録を更新できたのはよかった」と声を弾ませた。

“山の妖精”が、雨中の登山で本領を発揮した。自身3度目の山登りは、2位に2分8秒差でタスキを受け取った。大雨に見舞われながらも、スイスイと安定した走りを披露。その差を39秒差に縮めた。

05年の今井正人さん(順天堂大)の1時間9分12秒(参考記録)には3秒及ばなかったものの、前回9位のチームを押し上げた。「今日の走りでは今井さんの記録には届かなかった、山の神にはなれなかったと思うんですけど、みんなの記憶に残る走りっていうのはできたかな。本当にうれしい」と、笑顔でうなずいた。

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