昨夏の全国高校総体(インターハイ)800メートル王者の落合晃(滋賀学園高3年)が、日本高校新記録となる1分46秒54で全体1位となった。「率直にうれしい。狙っていた」と笑みを浮かべ、日本記録(1分45秒75)更新へ「少しは近づけた」と手応えを示した。

目標はパリオリンピック(五輪)出場。代表入りには参加標準記録(1分44秒70)を突破した上で日本選手権(6月27~30日)で優勝するか、6月30日時点の世界ランキングで上位に入る必要がある。険しい道ではあるが「今年はパリ五輪を目指して頑張っている」と意気込んだ。

この日は女子800メートルでも久保凛(東大阪大敬愛高2年)が2分3秒57で全体1位となっており、男女ともに高校生が制した。【藤塚大輔】