日本陸連の年間表彰式「アスレティックス・アワード」が19日に都内で開かれ、パリ五輪女子やり投げでフィールド種目日本勢初の金メダルに輝いた北口榛花(26=JAL)が年間最優秀選手に選出された。

女子初の2年連続受賞。黒のドレス姿で壇上に立つと、ユーモアを交えたスピーチで、やり投げへの熱い思いを伝えた。

全文は以下の通り。

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皆さん、こんにちは。

JALの北口榛花です。

本日はこのような賞をいただき、ありがとうございます。

昨年に引き続き「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選んでいただいて、とてもうれしく思います。

こんなに晴れやかな場所で言うことではないと思うんですけれど、競技成績は今年もすごくうれしい結果ばっかりだったんですけれど、今シーズン通して、すごく苦しくて「できればこのような1年は、もう2度と来なくていい」と思うぐらいの1年だったんですけれど、周りの方々のおかげで、何とかオリンピックにも出られて、何とか最後までダイヤモンドリーグも回ることができました。

先ほども言ったように「このような1年は、もういらない」という1年でしたので、今回の反省は必ず、今回のような1年をもう1度繰り返さないために、ずっと反省し続けているオフシーズンです。

来年は東京で世界陸上がありますので、そこでは必ず…というか、必ず、とはあまり言いたくないんですけれど…(笑い)。多くの方々に競技場に足を運んでいただいて、少しでも多く、良くても悪くても、その時の選手の感情を共感していただける。そんなスタジアムで競技ができることが、すごく幸せなことだと、この1年感じたので、来年の東京がそのような場になることを、すごく楽しみにしています。

これから私は、タイトルは全て…これから新しい試合もできると思うので、全てとは言い難いんですけれど、それなりに取ったので「なかなか目指すものがないんじゃないか」とも心配されていますけれど、全然そんな心配はいらなくて、自分の記録を、ただただ、やりをもっと遠くに飛ばしたい気持ちで、夢の70メートルに向かって頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。