陸上女子長距離でパリオリンピック(五輪)5000メートル代表の山本有真(25=積水化学)が、3000メートルで日本人トップの3位に入った。

8分50秒64をマーク。これまでの自己ベスト8分52秒19を更新した。

ペースメーカーを務めた田中希実(ニューバランス)に食らいついた。「どうしても3番を取りたかった」と力を振り絞った。レース後は倒れ込み「きつかったけど粘り切れた。出したいタイムを出せた」と笑顔を見せた。

国立競技場でのレースは初めて。昨年はエントリーしたが、コンディション不良のため欠場。当日は会場に足を運んだが「すごく悔しくて、会場に入れなかった」と振り返る。ようやく舞台に立ち「やっと走れてうれしい」と喜んだ。

9月の世界選手権東京大会に向け「もっといろんな人に見てもらいたい。必ず(出場を)決めて、自分も楽しみたい」と見据えた。

山本は名城大から23年に積水化学へ入社。同年は世界選手権ブダペスト大会、翌24年はパリ五輪に出場した。

今季は4月の金栗記念、選抜中長距離大会5000メートルに出場。約2年半ぶりの自己ベストとなる15分12秒97をマークし、日本人トップの全体5位となっていた。【飯岡大暉】

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