1次リーグE組3位の日本(世界ランキング36位)が、17~32位決定リーグ初戦でF組4位のベネズエラに勝利し、48年ぶりの自力でのパリ五輪出場へ前進した。

殊勲はチーム最年長、33歳の比江島慎(33=宇都宮)だった。最終第4クオーターの序盤で15点差をつけられて窮地に追い込まれた場面から、一気にスイッチが入った。立て続けてに3点シュートを打ち込むと、難しい角度からの2点シュートもリングにバウンドしながら吸い込まれる。一気に会場を沸騰させ、親指、人さし指、中指を立ててながら顔を左右に振る「比島セレブレーション」でチームも一体となっていった。

残り2分を切って、ターンオーバーから速攻で比江島がファウルをもらいながらシュートを決めて、エンドワンでついに76-74と逆転。その後もこの日6本目の3点シュートを決めるなど、両チーム最多の23得点で大逆転勝利に導いた。

「このチームを救うために、トム(・ホーバスHC)さんは僕をメンバーに残してくれたと思うんで。それで貢献できて僕もうれしいです」と試合後、胸をはった。長く日本代表の中心として、苦しい時期が長かった。「もう今までほんとに悔しい経験をしてきて、前回のW杯含めて、悔しい経験をしたメンバーがチームを引っ張って、(渡辺)雄太にしろ、馬場にしろ、経験してきた選手がしっかり引っ張れて、よかったと思います」と気持ちを込めた。

いよいよ、パリが見えてきた。「つかみ取れるチャンスが目の前にあるんで、なんとしてもつかみ取って、ファンの皆さんとあの喜びを分かち合いたいなと思います」と誓った。

【バスケ】日本、格上ベネズエラに大逆転勝利 パリ五輪出場権獲得に王手/詳細