私が企画する「スポーツプロジェクト in 銚子」が11月、本格始動した。サイクリング、ランニング、デュアスロンというスポーツを通して、「観光」「健康」「安全」「競技普及」「青少年の育成」のキーポイントを組み込ませるプロジェクトだ。私の故郷である千葉県銚子市を、より深く知ってほしいという思いも込めている。


「スポーツプロジェクト in 銚子」参加者のみなさん。犬吠埼をバックに
「スポーツプロジェクト in 銚子」参加者のみなさん。犬吠埼をバックに

まず第1弾として、5日にサイクリングツアーを開催した。銚子の景色、グルメを堪能できる50kmのツアーだ。より内容を濃くするため、それに地域との触れ合いも大切にしたかったので、3名の方に協力をしていただいた。

1人目はトライアスロンナショナルメカニックの相田博幸さん。技術面や乗り方のアドバイスをしていただき、参加者の方々には安全で楽しめるツアーを目指した。

2人目は銚子商業の現役高校生で、自転車競技で活躍している辻洸之介選手。参加者の皆さまのアテンドとして参加してもらい、同時に辻選手の事ももっと多くの方に知ってほしいという願いも込めてお願いをした(後日、このコラムでインタビュー予定)。

そして3人目は地元のトライアスロンチームの加瀬恵美さん。コース全体のレイアウトやスポット巡り、アテンドなどフルサポートしていただいた。

当日は東京や神奈川から4名の方が参加してくださった。

自転車で外川漁港、銚子ポートタワー、犬吠埼、屏風ケ浦という海岸スポットを巡り、内陸の猿田神社にも立ち寄った。「グルメ」の方も、銚子といったら漁港ということで海鮮丼や天丼をランチに選び、その他にも銚子のオススメグルメを堪能していただいた。


最高のコンディションの中、銚子の名スポットを巡った
最高のコンディションの中、銚子の名スポットを巡った

天候にも恵まれて、最高のコンディションの中でイベントが開催され、何より参加者の皆様の笑顔、達成感に満ちあふれた表情がうれしく、「楽しかった!また来たい!」という声がとてもうれしかった。

参加者の中では、1カ月前にロードバイクを購入したばかりの方や、50kmを初めて乗る方もいたが、安全確認をしっかり行い、みな無事に完走した。掲げていたイベントの目的であるキーポイントも達成でき、充実したイベントとなった。

参加者の皆さんはじめ、サポートしてくださった皆さんにも感謝し、また次の企画も考えていきたい。

私自身、銚子で育ちながらも、地元にいる時はその景色や食事が特別なものとは思っていなかった。しかし、故郷を一歩離れてみると思いは変わった。いまは帰郷する度、風情があり心休まる地だと実感している。

そういった、外から見て感じた魅力も発信できたら良いなと感じた。

今月末にも初の親子ランニング教室(26日)とデュアスロン(27日)を開催する。

スポーツや文化を通した青少年の育成はとても大切なことだと感じている。

このコロナ禍で銚子市内でも市外でも不登校の生徒が増えており、全体の3割が不登校という学校もあるという。『学校に行かない』ことが悪いことではない。しかしながら、心と身体の健康を保つために大切なこともあると思う。

その「心と身体の健康」のきっかけが、このイベントであれば本望だ。

競技を引退してからちょうど2年が経つ。

引退後に『puente』というチームを作った。

その由来は『架け橋』。

このような企画を通して、さまざまな架け橋になれるような取り組みを今後もしていきたいと思う。(加藤友里恵=リオデジャネイロ五輪トライアスロン代表)

◆プロジェクト詳細は「puente」公式サイト(https://tu-puente.com/)で。