卓球世界選手権団体戦クアラルンプール大会の決勝トーナメント組み合わせ抽選会が2日、会場のマレーシア・マラワティ体育館で行われ、ともに1次リーグを1位通過した男女日本代表の準々決勝の対戦相手が決まった。

 女子は団体世界ランク2位のため、同1位の中国とは決勝まで当たらないブロックが抽選なしで決定した。準々決勝では、メダル確定をかけて、同5位の韓国(D組2位)と同7位のドイツ(B組3位)の勝者と対戦する。

 村上恭和監督は、1次リーグ最終戦で2-3で敗れたドイツとの再戦の可能性が出てきただけに「再戦したくない」と曇り顔。「またドイツかもしれないし、(同じブロックに)北朝鮮もいる。シンガポールもいて、日本にとってやりずらい」と嘆いた。だが「韓国は強い。7-3で韓国有利と思っている」と予想。ドイツ戦敗北直後だけに「同一(ドイツ?)オーダーにはしません」とダジャレを言いながら、「日本のほうがいろいろ組めるんじゃないですか」とオーダーを含めた作戦変更を示唆した。

 同3位でC組1位の日本は、抽選で中国とか決勝まで対戦しない逆ブロックに入った。準々決勝では同5位の香港(B組2位)と同7位のオーストリア(A組3位)の勝者と対戦。倉嶋洋介監督は「中国の反対側のブロックに入ったのは良かったけれど、香港もオーストリアもそれ以外の国では1番やりたくなかった相手」と警戒した。