日本ラグビー協会は17日、東京都内で理事会を開き、約1億円の黒字を見込む来季の予算を承認した。

 昨年のワールドカップ(W杯)日本代表の活躍などでスポンサー収入が増え、代表の活動日数は減少するため。また、4億円台の赤字と見込んでいた2015年度の決算は5億円台になる見通しも報告された。

 国内シーズンについては全国大学選手権の日程を決め、準決勝が来年1月2日、決勝は同9日となった。

 選手の意見を協会運営に生かすために新たに立ち上げるアスリート委員会には、今季限りで東芝を引退した元日本代表主将の広瀬俊朗氏が委員長に就任する。

 19年W杯日本大会と20年東京五輪に向けた戦略を練るプロジェクトのトップに日本スポーツ振興センター(JSC)前理事長でラグビー協会理事の河野一郎氏が就くことも決まった。