国際オリンピック委員会(IOC)は30日、再編された各委員会のメンバーを発表し、生涯スポーツなどを推進する「スポーツと活動的社会委員会」に女子マラソンの五輪2大会連続メダリスト、有森裕子さん(49)が起用された。

 2010年に有森さんは女性のスポーツ参加などに貢献した関係者や組織に贈る「女性スポーツ賞」を受賞した。

 IOCは、各委員会の男女比率で女性が初めて全体の3分の1を超えたと明らかにした。

 計449人のメンバーで150人が女性となった。日本の女性は、有森さんとプログラム委員会の荒木田裕子さんの2人。

 女性のメンバー増について、バッハ会長は「中長期改革の五輪アジェンダ2020の哲学を反映している」と述べた。