スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズの選手らが17日、シンガポールでの1戦と、南アフリカ3連戦を終えて羽田空港に帰国した。

 ここまで開幕7連敗だが、特に15日のチーターズ戦は17-92と大敗し、史上2番目に多い失点を喫しただけに海外遠征での課題も多い。フッカー堀江翔太主将(30=パナソニック)は、スクラムなどのプレー面に加え、「日本食が食べたいと言っている選手も多かった。まだ次(の南アフリカ遠征)もあるので、スタッフに要望したい」。ロックの大野均(37=東芝)も「ケガ人も出てしまったし、自分はおいしくいただきましたけれど、やっぱりお米は食べたいなと思った」と、食の改善も課題の1つに挙げた。

 次節は昨秋のW杯で4強入りしたアルゼンチン代表がそろうジャガーズ戦(23日、秩父宮)。チーム最年長の大野は「92点の負けの後は沈んでいた選手もいたが、すぐにハマー(ハメット・ヘッドコーチ)や(堀江)翔太がポジティブなメッセージをくれた。前を向いていくしかない。チームとしてバラバラなわけではない」と初勝利に向けて気持ちを高めた。

 選手が乗った羽田空港着の便は通常通り到着したが、夕方に成田空港着予定だったスタッフらが乗った便とジャガーズの来日便が、首都圏を襲った強風の影響を受けた。スタッフ便は1度羽田に着陸後に成田へ。ジャガーズ便は愛知の中部国際空港に着陸後に成田へ到着した。そのため、18日に予定されていたジャガーズの日本初練習も中止となった。