2008年北京五輪のドーピング再検査で、重量挙げ女子58キロ級銀メダリストのマリナ・シャイノワと、同75キロ級銅メダルのナデジャ・エフシュキナのロシア2選手が予備のB検体でも陽性反応を示し、違反が確定したと7日、タス通信が報じた。同国代表のコーチが明らかにした。

 2人は8月のリオデジャネイロ五輪に出場できない見通しとなった。

 国際オリンピック委員会(IOC)は北京五輪の再検査で12カ国・地域から6競技の計31選手が陽性反応を示し、異常な数値の検体も1つあったと公表。ロシア・オリンピック委員会はIOCから、このうちロシアの3競技14人がA検体で陽性だったとの通知を受けたと発表していた。