全日本スキー連盟は15日の理事会で、2016~17年シーズンの強化指定選手に、昨季のワールドカップ(W杯)ジャンプ女子で2季ぶり3度目の個人総合優勝を果たした高梨沙羅(クラレ)や44歳の葛西紀明(土屋ホーム)を選んだ。

 ノルディック複合は渡部暁斗(北野建設)ら、アルペンは湯浅直樹(スポーツアルペンク)らが名を連ね、フリースタイルのW杯ハーフパイプ(HP)女子で種目別を2連覇した小野塚彩那(石打丸山ク)やスノーボードW杯HP男子種目別を7季ぶりに制した青野令(日体大)も入った。

 未成年選手の大麻使用が発覚したスノーボードのスロープスタイルは新指導体制を固めてから決める方針。

 理事会では、大麻問題で処分を受けた2選手に6月末からカウンセリングや社会貢献活動などの更生プログラムを課していることが報告された。