リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレー銅メダル、早大・瀬戸大也(22=JSS毛呂山)が最後の学生選手権を終えた。

 大会前に発熱したこともあり、200、400メートル個人メドレーはともに東洋大・萩野公介(22)に次ぐ2位どまり。それでも、4年後の東京五輪に向けてスタートになる今大会では「フェルプス流の集中法」を試した。

 レース前は予選からイヤホンで音楽を聴いて周囲の雑音をシャットアウトして集中した。リオ五輪で金メダル計23個のマイケル・フェルプス(米国)を見て学んだ。「フェルプスは予選から音楽を聴いて、誰ひとり目を合わさず集中していた。予選から勝負は始まっている。まずは形からまねてみた」。

 今後は次週の国体(岩手・盛岡)出場後、自費で今月下旬から約1カ月、W杯中東、アジアシリーズに参戦。11月にはアジア選手権(東京辰巳国際水泳場)12月は世界短水路選手権(カナダ)とオフを取るつもりはない。「(大学卒業で)所属も決めないと行けない。海外武者修行とかも考えている」と、4年後の東京五輪金メダルへ、突っ走る決意だ。