日本スポーツ振興センター(JSC)は2日、リオデジャネイロ五輪・パラリンピック日本代表の支援拠点として現地に設置した「ハイパフォーマンスサポート・センター(HPSC)」の利用実績を発表し、日本食を提供した栄養面のサポートが選手らに好評だったことが分かった。

 五輪では7月24日から8月21日の間、延べ8044人が利用。うち3678人が、ご飯やみそ汁を用意した食堂を使った。疲労回復効果のある炭酸泉のプールも人気で、過去最多のメダル41個の好成績を後押しした。

 パラリンピックでも8月31日から9月18日の間、延べ3229人が足を運んだ。選手村から徒歩圏内に設けられ、福祉車両も配置。選手からは「利便性が良く、移動のストレスもなかった」との声が寄せられたという。

 HPSCは国から委託を受けたJSCが、ロンドン大会の1・5倍となる約8億1千万円を投じて整備した。