村上右磨(24=村上電気)が35秒を切る好タイムで2位に入り、今季の目標に掲げていた自身初のW杯表彰台に立った。

 一部トップ選手が不在のレースだったが「表彰台に上がることは重要」と自信になったようで、チームメートやスタッフから祝福され、照れくさそうな笑みを浮かべた。

 昨年12月の全日本スプリント選手権後に、スケート靴を新調したという。カーブでの滑りがなじまず不安もあったそうだが「タイムや順位のことは考えずに滑った」。トップとは0秒14差。優勝にはわずかに届かなかったが、無心の滑りが好結果につながった。