昨年の世界選手権銀メダルのLS北見が第4戦で中部電力を9-5で退け、初の五輪出場を決めた。第1エンド(E)で3点を奪い序盤から試合を有利に進め、その後も好ショットを連発。通算3勝1敗とし、初の大舞台を引き寄せた。理想のカーリングを求め、10年8月に五輪2大会出場の本橋麻里(31)がチームを結成。数々の苦難を乗り越え、メダル候補として平昌に乗り込む。

 ◆LS北見の小野寺亮二コーチ(56)の話 1Eが大きかった。フロントEをしっかり戦おうと話していたので、そこがしっかりしていたからミスを誘えた。本橋はチームで話してリザーブになったが、まさにスーパーサブ。チームに安心感が生まれる。五輪でもメダルを狙える。

 ◆リード吉田夕の話 見せたいパフォーマンスが見せられなかった。反省して強くなった姿を五輪で見せられれば。

 ◆セカンド鈴木の話 北見にカーリングが根付いたのは最近。麻里ちゃん(本橋)が頑張ってくれたおかげ。たくさんの人に支えてもらった。

 ◆サード吉田知の話 このチームで五輪を決められて良かった。麻里ちゃん(本橋)が「カーリングが人生ではない。人生の中にカーリングがある」と言っていた。その考えを北見の人が理解して応援してくれた。心から感謝したい。