知的障害者スポーツの競技会「スペシャルオリンピックス」の普及を目的としたチャリティーランが30日、東京・江東区で開催され、元フィギュアスケート選手の小塚崇彦さん(28)安藤美姫さん(29)らがイベントを盛り上げた。

 小塚さんは1・3キロの特設コースを周回し、リレー形式でバトンを渡していく「3時間リレー」に参加。約1000人の老若男女のランナーとともに走り、「気持ちを込めて、全力でダッシュしました」と爽やかに振り返った。安藤さんは体調が万全でないため、コース脇から大きな声を出して応援。「今日は走れず、応援だけでは力不足かなと思っていましたが、声をかけて笑顔になる方がたくさんいらっしゃって、応援も力になるんだなと思った」とうれしそうに語った。

 来年9月に14年以来4年ぶりとなるスペシャルオリンピックス全国大会が愛知県で開催される。2人はドリームサポーターとして、競技の普及や選手支援などの活動を行う。