男子個人総合決勝が行われ、予選4位の白井健三(日体大)が合計86・431点で銅メダルを獲得し、日本勢は同種目で2003年大会から11大会連続の表彰台となった。

 白井は納得の表情を見せ、改めて内村の存在の大きさを感じている様子だった。

 -メダルの感想は

 白井 (内村)航平さんが出ていたら4番なのかなと思った。6種目そろえることが目標だったので、3位でも4位でも気持ちは変わらなかったと思う。

 -悔しさもあるか

 白井 悔しさは全くない。うれしさが10割というわけでもなく、ほっとしている気持ちが大きい。日本の個人総合の面目は保てたかなという感じ。しっかり役割を果たせた。

 -スタンドでは内村が見つめていた

 白井 声は聞こえなかったけど、航平さんのゼッケンを持って試合に臨んだ。航平さんがそばにいるような気持ちで試合をしていた。改めて大事な存在なんだなと気付かされた。

 -3年後の東京五輪に向けて好スタート

 白井 (今季から新ルールになって)各国の選手が手探り状態のままの世界選手権という感じだった。来年から勝てて本物だと思う。油断せずに、目の前でやっている航平さんを目指していきたい。