フィギュアスケート男子で17年世界選手権銀メダルの宇野昌磨(19=トヨタ自動車)が8日、都内のホテルで行われたグランプリ(GP)シリーズの記者会見に出席した。

 今季の抱負をボードに「攻める!!!」と記入。司会の織田信成氏(30)に「昌磨、去年と一緒やん」と突っ込まれると「ビックリマークが1個多いです」と笑わせた。その心を「去年と気持ちは変わらないけれど、攻めるっていう気持ちが大事。面白くなくても、変えずにいきたい」と真剣な表情で説明した。

 前日7日のジャパン・オープン(フリーのみ)では、175・45点でフェルナンデス(スペイン)、チェン(米国)に次ぐ3位だった。不本意な結果に終わり「自分の実力を再確認できた」。今季初戦だった9月のロンバルディア杯ではショートプログラム(SP)、フリー、合計の自己ベストを全て更新しており、明暗が分かれた。試合前のコンディションは同程度だったといい「それだけムラがある。たまたまうまくいったの(ロンバルディア杯)と最低ライン(ジャパン・オープン)。やってはいけないことは、最低ラインをここまで下げてしまうこと」と厳しく自己評価した。