来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪で金メダルが期待されるスピードスケート女子短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が今日10日、五輪の出場枠を争うW杯第1戦(オランダ・ヘーレンフェーン)に臨む。

 9日は会場リンクで最終調整を行い、スタートの動きなどを確認。昨季の500メートルは出場した国内外のレースを15戦全勝で終え、今季も10月に自身の国内最高記録を更新する37秒25を出すなど、さらにスピードに磨きをかけてきた。3度目の五輪に向けた勝負のシーズンに「体の準備はできている。勝ったり負けたりする中で、しっかりスケーティングを見ていきたい」と冷静に話した。(ヘーレンフェーン=奥山将志)